• テキストサイズ

ONE PIECE短編集

第1章 Please see only me.




安心させるようにまたぎゅっと抱きしめられ、耳元にサンジくんの低い声と吐息がかかる。ビクッと身体を震わせれば私の身体を包んでいた腕が解かれて、今度は両頬を包まれる。されるがままにそのまま顔を上げると唇と唇が重なり、煙草の味とレモンティーの味が混ざり合う。


「サ、サンジくん…っ」


たった一瞬の出来事だったのに、長い時間が止まったように感じた。サンジくんは女性が好きだけどここぞと言う時以外、私にも手は出さない。それが今出されたと言うことは、その言葉通り私を思ってくれている証拠だ。


「ちゃんとななしちゃんだけを見てるよ」





「キミをずっと愛してる」



Please see only me.




「…でもあんまりメロリンしないでね?本当は嫌なの」

「ヤキモチを妬くななしちゃんも可愛いなァ〜っ!!」

「ちょ、ちょっと!サンジくん、しーっ!」






/ 6ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp