第2章 ♡はじまり
『じゃあ、早速だが、
メイド服に着替えてもらおうか。』
月臣がそう言ってぱちんと指を鳴らすと
どこからともなく現れたメイドが
手際よくめるの体のサイズを測る。
「あ、わっ...!」
「じっとしていてくださいませ。」
メイドに優しく微笑まれ
めるはただただぶんぶんと縦に首を振った。
あっという間に採寸は終わり、
先ほどのメイドが
すぐにサイズに合ったメイド服を探して
2人のもとへやって来る。
『よし、ではこれに着替えろ。』
そう言ってメイド服を渡される。
「わ、わかりました...」
『お前はもう行っていいぞ』
「はい。かしこまりました。」
月臣に声をかけられ、
そのままメイドは去って行く。
めるは月臣に言われた通り、
傍にあった更衣室で
すぐにメイド服に着替える。
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「あの...どうでしょうか...?」
思ったりも短く、ちょっとでもかがめば
下着が見えそうなスカート、
胸を強調させる乳袋付きの服...
さっきのメイドはもっと清楚な服装だったのに
なぜか、めるが渡されたメイド服は
ひどく卑猥なものだった。
「あの、...この服...
さっきの方と違います、よね?
これでいいんでしょうか...?」
『......ああ。最高だ。』
にやりと笑ったと思ったら
急に手を引かれ
ベッドの上に投げ飛ばされた。
ボスンッ...!
「......え?」
『それじゃあ...俺の“専属”メイドさんの初仕事...
して頂かないとな』