• テキストサイズ

Pink*Flower Blossom〖R18〗

第2章 ♡はじまり


(だ、大丈夫かな...
また誰かにぶつからなきゃいいけど...)


少し不安に思いながら、
彼を見送る。


(でも......このお家に
あんな優しい人がいるんだ...
羊さん、か...またお話できるといいな)


『なーにしてるのー?』


「きゃ...っ!」


急に後ろから声が聞こえてきて
驚き声のした方向をむく。


『君、新人さん?
可愛いねー♪』


声の主はニコニコとしながら
可愛らしい笑顔をむける。


「あ、えっと...
今日からここで働くことになりました、
藤宮 めると申します。
よ、よろしくお願い致します...!」


深々と頭をさげる。


『ふんふん、めるちゃんね!
僕は花臣!時環 花臣!
めるちゃん可愛いなぁー、
僕、めちゃくちゃタイプかも♪』


(あ...花臣さん...
たしか、三男の...)

「あ、ありがとうございます…」


『ねぇねぇ、今何してたの?』


「あ、えと、少しだけ探索に...」


『そうなんだ!
それじゃあ、この家のことをよくわかってる人がいた方が良くない?
僕でよかったら案内するよ!』


「え...い、いいんですか?」


『もちろん!』


ニコッととても可愛らしい笑顔で微笑む。


(月臣さんは、花臣さんのことを
気をつけろって言っていたけど...
どこがだろう...
すごくいい方なのに...)


「じゃあ、よろしくお願いします...!」


少年のような愛らしい笑顔に
安心感を感じながら、
花臣に屋敷を案内してもらうことにした。






ーーーーーーーー





「あ、あの...花臣、さん...?」


『ん?なぁに?』



あれから数十分後...

『探索疲れちゃっただろうから
僕の部屋で少し休もうよ』と、
自室に招き入れられ
促された通りソファに座っていると
横に座った花臣に
抱きしめられながら
首元にちゅ...ちゅ...と
キスを落とされていた。
/ 200ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp