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"Yes, I...

第7章 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば…


貴)や、やめ…アァァァァァァッ!



なんなく収まってしまった。


高)クッ!締めすぎだぜ?


だが、こちらは答えるほどの余裕は、
もうすでに、ない。


高)動くぞ、


ゆるゆると律動が始まる。


だんだん激しくなるにつれて、
だんだん大きくなってくるそれ。


いつまでたっても出そうにないそれに、嫌な予感がする。
いやむしろ、嫌な予感しかしない。


貴)ぬ、抜いて…くだ…さぃ!早く…!

高)誰が抜くと言った?
いや、抜かせねェよ。


そう言っている間にも、律動は、
激しさを増していくばかり。



最後は、ギリギリまで抜かれ、
一気に突き上げられる。

それと同時に、中に熱いものが
放たれる。


意識が飛びかけると、
無理やり現実に引き戻される。



高)これくらいでイってもらっては困る。まだまだ続くんだ、覚悟しとけ。



なぜ?なぜ?
なぜ私が?

嫌だ、
なんであいつの側にいる必要がある?




こんなの、私の知ってる彼じゃない。
どうしてしまったの?
なぜこんな事するの?

そして、なぜ私なの?


もし私が彼と出会っていなければ、
私は今ここにいないかもしれない。


人生とは、分からないことの連続だ、
とか言ってる人がいたけど、
今はその人の言ってた意味が、
少し分かった気がする。
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