第7章 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば…
彼の手が、まるで違う生き物のように、入り口の回りを、這いずり回る。
貴)さッ…やめッ…
高)止めねェよ。
下着を剥がれる。
脱がされた直後、
彼の指が侵入してくる。
貴)いッ!
すでにそこは愛液で濡れていて、
すんなりと収まる。
とっさに彼を引きはなそうとすると、
その手を捕まれ、1つに束ねられる。
彼は自分の帯をほどき、
そしておもむろに自身の帯で、
私の腕を縛る。
貴)ャァッ…んッ!
口を塞がれた。
唇をキスで塞がれ、
息が止まる。
呼吸がしたくて必死になった私は
隙をつかれて、
指がもう二本追加される。
あふれでた愛液が、腿を伝い、
畳を濡らす。
貴)ンッ…ふッん…
やっと解放された私は、
息が上がって、
矯声しか出せない。
グッタリして、
体がいうことを聞かない。
高)こんなんでグッタリしてちゃァ、
体が持たねェよ、
まだまだ続くんだ、覚悟しとけよ。
疲れのあまり、動けなくなったのを確認すると、彼の指が、バラバラに動き出す。
貴)ひャァァァッ!
愛液が、止まらない。
そちらの方から、
粘着質な音が聞こえる。
高)これくらいでいいだろう?
すると彼は、おもむろに彼自身を取りだし、入り口にあてがった。