第7章 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば…
貴方side---
鬼兵隊の任務の合間をぬって、
総悟の隠された部屋を、探しだした。
床から忍び込んで、総悟を探すと、
やつれた姿で力なく座っている、
彼の姿を、みた。
思っていたよりも、弱っているようだ。
早く助けたい、
そう思う一方で、
そんな簡単に上手く行くはずがない。
と、思う自分がいる。
ここは1つ、かけてみようかな。
私の全てをかけて。
どうせ捨てるなら、私のこの命、
なにかを守るために、使いたい。
せっかくだから、
何もかも壊していこうかしら。
…真選組が、日の目を見ますように。
…真選組に、活気が戻りますように。
何より、受けた恩を返せますように。
待っててね、総悟…
そして、皆。