第7章 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば…
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
忍ぶることの よわりもぞする
そんな思いを抱えていると、
ふと、自分の名を呼ぶ声がする。
誰でィ?
どこかで聞き覚えのある、この声。
とりあえず、声のする方へ
近寄ってみた。
すると、オレのいる部屋の床から、
声がした。
?)総悟…!聞こえる?私よ、私。
双葉。
沖)えッ!?ホントですかィ?
貴)ええ。本当よ。
今は男装してるから、まだ分かんないだろうけど、真選組の任務で、
あなたを迎えに来たわ。でも、あいつに知れたら大変だから、私があらゆる手を使ってでも、あなたをここから救いだしてみせる。
だから、まだあともうちょっとだけ、待ってて。ね?
沖)…分かりやした。でも、失敗しないで下せェ。
貴)うん。じゃあね。