第6章 来たるべき 時が来たりと いふ時に…
また子side---
また同じ夢だ。
なんだろう…誰かが叫んでいる。
…ろ……が……!
全然聞こえないが、
何か重大なことらしい。
虫の知らせ…?
晩ごはんの後にでも、
武市にでも相談してみる?
ま)武市先輩ィ…
夕飯のあと、広間で新聞を読んでいた武市を捕まえて、相談を持ちかけた。
事の一部始終を聞かせる。
今日は珍しく、ちゃんと聞いてくれている。
武)…なるほど。そういうことですか。確かに最近、不穏な雰囲気が漂ってますからねェ。
身の回りに気を付けた方がいいんじゃないですか?
そういえば2週間くらい前に、
鈴城 玲、とかいう青年が、
入隊してきた。
相当な美貌と素晴らしいスタイルを持つその男は、なぜかまるで女のようだった。
そして彼は、相当な腕の持ち主らしく、あっという間に試験をpass した。
後ろでくくった長く細い髪が、
風に乗って、舞う。
動作一つ一つが、やけに洗練されていて、何とも言えず、美しかった。
そんな彼を、総督は一発で気に入ったようだ。
すぐに入隊が、許可された。