第3章 あらたまの 明くる年々 待ちわびて…
高杉(かれ)の腕が、オレを抱き寄せる。
オレは、されるがままだった。
そっと布団の上に、置かれる。
そして、高杉(かれ)は、
オレの上に 覆い被さった。
オレの隊服を、脱がせ始める。
まずは、ジャケットから。
次に、スカーフ。
沖)オイ、何する気でィ?
いや、答えは分かっちゃいるが、
まだ認めたくない。
認めたら最後、オレはもう、
二度と戻れないような気がする。
高)何、って?
そんぐらい、分かんだろ?
沖)や、やめ…
高)残念だが、やめる気なんて、
ねェよ。
妖しく笑う。
あっという間に、素肌がさらされた。
抵抗しようとするも、
組み敷かれ、抵抗という抵抗が、
できない。
もう、なされるがままだった。
時折、首筋に小さな痛みが走る。
沖)ィッ!
高)こうでもしねェと、お前が
取られちまうかもしれねェ。
印でもつけとかねェとなァ?
その後に続いて、激しい情事を終えた二人は、布団の上に、抱き合って
横たわっていた。
高杉side---
沖田をおいて、自分の部屋に戻った
オレは、なぜか何とも言えない感覚に陥っていた。
…あいつを誘き出すために連れてきたはずなのに、なぜか、切り捨てることができない。
いつものオレなら、敵を真っ先に切り捨てるが、何かが獣(オレ)を、
押さえ込む。
理性では、ない。
認めたいような、認めたくないような。もしやオレは…