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"Yes, I...

第3章 あらたまの 明くる年々 待ちわびて…


高)どうしたァ?電流のせいで、
声すら出せねェのか?

情けねェなァ、ククク)
一番隊隊長さん?


沖)だが、オレを捕まえたところで、
何も釣れねェと思うぜィ。


そのくらい反論したって、
大丈夫だろィ?


高)そうかァ?
ま、そんな口が聞けるのも、
今のうちだ。

ま、オレが愛してやるよ、
あいつの代わりにな。



そう言って、高杉(かれ)はオレの唇を
また奪った。



逃げても逃げても、
追いかけてくる、それ。

手で払い除けようとすると、
いとも簡単に、束ねられてしまった。


沖)んんッ!…ンふッ!

角度を変えて、交わされる
濃厚な口づけ。

呼吸が苦しくなって、
逃げようとすると、顎をつかまれ
元に戻される。


意識を失いかけながら、
脳裏に浮かぶのは、

彼の姿。



沖)オレは、もうアンタに愛される資格なんて、ない。
いや、そもそもまだ愛されてさえ、ない。



彼が口づけを、止めた。

二人を繋いでいる銀色の糸が、
つぅ っとひかれる。



高)お前、今あいつのこと考えてただろ?


さすがは、モテ男。
鋭いねィ。

沖)……。

高)ま、いづれにせよ、
お前は、オレのもんだ。

渡しゃァ、しねェよ。



そういうアンタの目は、
どこか余裕がねェ。


獰猛な獣…?




でもなぜか、逃げようという気が失せた。なんでだろうねィ?
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