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"Yes, I...

第3章 あらたまの 明くる年々 待ちわびて…


土)2人ともそろったところで、
  担当を振り分ける。

  まず、山崎ィ。
  お前は、鬼兵隊の居場所をつかめ。

  そして、双葉。
  お前は、総悟の1番隊と5番隊の指揮を、頼む。


山)ハイ、副長。
  了解しました!

貴)了解しました。




あっさり了解してきてしまった。
が、これでよかったのかもしれない。


…一刻も早く、総悟を見つけねば。



そして事態は、動き出した。





沖田side---

目を覚ますと、見知らぬ部屋に独り、
閉じ込められている。

首輪と、足枷のようなものがついていて、
どうやら逃げ出せないようだ。



アレ?オレは、なんでここにいるんでィ?



記憶がない。

朧げに覚えているのは、
月明かりの逆光で見えなかった相手に
抱きしめられていたことだ。



するとしばらくして、
その”彼”が現れた。



…高杉?
なんでここに?


オレの驚きと、混乱を悟ったのか、
静かに口を開く。

高)やっとお目覚めか、
  沖田くん?

沖)なんでお前がここにいるんでィ?


怪訝な顔をする。



高)なんで?って、お前がそう、望んだんじゃねェか。


…?

ますます混乱は、深まるばかりだ。

高)お前があまりにもかわいい顔してたもんだからつい、
  連れてきちまった。…ってオイ、お前、
  覚えてねェのか?


え?どーゆーこったィ?
いまいち掴めねェな。




ん?そうか、
オレは、何らかの事情で、
ここに連れられたって訳かィ。

だがここは、演技のしどころ。


沖)ど、どういうことでィ?



後ずさりしながら、恐る恐る”その言葉”を待つ。

背中に当たった感触から、自分にはもう、
逃げ道がないことを自覚する。


すばやく高杉の腕の中に閉じ込められたオレは、
聞きたくなかった”その言葉”を、聞いた。


なんとなく、記憶が戻ってくる。



高)お前は、土方…


やめろ、やめてくれィ!




  あの土方の野郎を…


やめろって、言ってんだろィ!!




  愛していたが…

あァ、聞きたくねェ!



  フラれたんだ。



…語弊だ。

フラれてはいねェ。

ずっと片思いしてた、ってのが事実だ。


沖)いや、フラれてはねェでさァ。



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