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夢を叶える方法【ヒロアカ】

第10章 正しき社会、幸せな社会




面構さん達が帰ったあと、私はいっそう出久くん達に会いたくなって少し早足で廊下を歩いた。


「天哉くん、出久くん、…と、轟くん!」
「ひよこちゃん!」
「お、安藤。」
「安藤くん!もう歩けるのか!?」
「おかげさまで……そっちは、もう、大丈夫なの?」
「あぁ。明日診断結果が出るそうだ。」
「そっか。」
「ひよこちゃんが無事そうで安心したよ。」


みんなと普通に話すことが久しぶりなような気がして、凄く嬉しかった。


すると突然、天哉くんは立ち上がって私の前まできた。凄く、真剣な顔をして。


「飯田くん?」
「天哉くん?どうし」
「本当に、申し訳ない。」
「へ?」
「僕の勝手で君を傷つけた。本当に申し訳なかった。」


そう言うと彼は、私の前で深々と頭を下げた。


「だ、だめだよ!お願い、頭あげて?天哉くんのせいじゃないよ!私が飛び込んだんだよ!」
「実際に、安藤くんは1度生死をさまよったんだ。取り返しのつかないことになる所だった。」
「私は平気だよ!」


私は必死に声をかけ続けたが天哉くんはなかなか強情で、頭をあげてくれなかった。

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