【黒子のバスケ】カラフルの中で~限りある時を共に~
第2章 最悪な出会い
『あっ、悪い黄瀬君!で自己紹介お願いしたいんだけどいいかな?』
『勿論すよ!んじゃ先ずは俺から行くッスよ~』
何故かノリノリの黄瀬からスタートした自己紹介タイムは、黄瀬が趣味や特技、好きなタイプ迄話した以外は皆氏名、学校名学年のみを教えてくれた
ただ一人を除いて・・
『あとはお前だけだぞ花宮』
『フン、こんな女に教える義理はない』
『・・ッやべ、そっちモードなんだ』
まさかの花宮不機嫌モードに、焦りを見せる
翔とは違いは冷静に花宮を見る
『別に良いよ、自己紹介を頂けない場合名前を呼ばないだけだから、じゃあ私達も自己紹介を』
『待った姉ちゃん!やっぱり自己紹介は皆からして貰わないと、話しにくいだろ?』
『そうかしら、私は寧ろ見知らぬ人間に個人情報を易々と漏洩する方が不思議だけど、とくに黄瀬君、貴方のようなタイプの人は気を付けないといつか痛い思いをしかねないよ。』
『へ?俺ッスか?』
『そりゃ姉ちゃんは小さい頃から仕事してるから個人情報には煩いけどさ、ここにいるのは皆高校生なんだし』
『高校生だからこそ気を付けないとでしょう?高校を卒業をしたらもうすぐ成人を迎えて、早い人は社会へ出て働くのよ、なのに警戒心もなく自分の情報を漏らせば自分だけじゃなく周りの人をも危険にさらす可能性もあるのだから』
『・・そうだな、分かった。なら俺から自己紹介するよ』
の言葉に納得をした翔は皆に向かい自己紹介をした。
黄瀬と同じように趣味や特技も話したが流石にタイプは言わなかった。
そしてもまた口を開く
『私は、ここにいる翔の実の姉で今年高校を卒業し、今は舞台女優をしてる。他質問があれが答えられる範囲で答えるので』
『女優さんだったんすか!?どうりで美人な訳ッスねぇ!』
『・・ッ』
『プッ・・黄瀬ちん興奮しすぎだし』
『あっ、スミマセン。』