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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第14章 嫉妬


あれから数分後に遥ちゃんが起きて、2人で一緒にみんなを起こした。眠そうだったけど、そろそろ起きないとそれぞれの今日の予定に遅れてしまう。
全員が身支度を終えると、朝食を取りにラウンジまで行く。桐絵が車椅子押したい!というのでさせてあげた。
ラウンジで、またみんなでお話しながら朝食を取る。話の内容は言わずもがな昨日の続きだ。僕はもう諦めた。

綾「さぁ、聞かせてね?」
僕「良い笑顔だね。.....昨日城戸さんに許可を貰いに行った帰りの、上層部会議室の前だよ」
『上層部会議室の前!?』

どうしてそうなった!って滅茶苦茶突っ込まれた。だって不可抗力だもん。アレはどうしようもない。

宇「け、経緯!取り敢えず経緯!」
僕「えっと、城戸さんに許可貰ったら思いの外あっさり貰えて、曰く目覚めた御祝いらしくって、忍田さんや他の上の人からもいっぱい貰ったんだけど、あ、昨日のお菓子がそれだよ。...で流れ的に悠一からもあるのかな?って思って聞いたら、『3秒目を閉じて』って言われて、目を閉じたらキスされてた」

話し終わると、桐絵と藍ちゃんと千佳ちゃんが少し頬を染めていた。初心って可愛いな。
他の3人は暖かい目でこちらを見ていた。やめてくれ、そんな顔で見るんじゃない。

小佐「された時の感触ってどんな感じ〜?w」
僕「か、感じ!?え、えっと、何か唇がフニャってして、抵抗しようとしたんだけど悠一の目の青色に逆らえなくて、されるがままになっちゃって...は、離れ際に唇をペロッて舐められた…///」

桐絵達は真っ赤に、栞ちゃん達は興奮していた。
この話ラウンジでする事じゃないよね!?もうこの話終わりだから!

僕「あ、そうだ。この話他に漏らしたりしないでね?悠一に口止めされてたから、バレたらヤバい」
『了解!』

...嘘は言ってないみたいだからいいか。
食事が終わって、遥ちゃんと藍ちゃんは広報の仕事へ、桐絵と栞ちゃんと千佳ちゃんは玉狛へ帰って、瑠衣は諏訪隊隊室へ戻って行った。残された僕は眼鏡を掛けて静かに本を読む。いつもはカラコン(度付き)してるから使わないけど、今はしてないから字が見えないのだ。
読み進める事1時間、不意に知らないC級の女の子に声を掛けられた。少し話がしたいらしく、僕は頷いて車椅子で着いて行った。

着いた先は人気の少ない場所で、そこには数名のC級隊員の女の子がいた。
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