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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第13章 餞別


久しぶりのご飯を食べ終わると、桐絵や瑠衣達女子メンがこちらに来た。

宇「明希ちゃん。寝泊まりするのって、やっぱりあの部屋なの?」
僕「うーん...城戸さん達が僕のSEを考えて作った部屋だから、あそこじゃなくてもいいと思うけど…」
小佐「私らで考えたんだけどさ、あの部屋で女子会しない?」
僕「楽しそうだけど、城戸さんが許可してくれるかな…?『健康第一』って言われそう」
小「大丈夫よ!あのおっさん、明希には滅茶苦茶甘いから」
木「城戸司令が...?」
綾「そうなんだ!」
僕「いや、そんな事ないと思うけど…」

だって、僕だけに甘かったら他の隊員から不満が出ちゃうし、それに、城戸さんは厳しい人だもん。
そう思っていた僕の思考を察したのか、栞ちゃんが藍ちゃんと千佳ちゃんに耳打ちする。そして2人が少し恥じらいながら

雨「わ、私も!藤咲先輩と女子会やってみたいです!」
木虎「ダメ...ですか...?」

何これ超可愛い。こんな可愛い子に言われたら断れないじゃん。栞ちゃん、なかなかやるな...。

僕「2人に言われたら断れないな〜。よし、女子会やろう」
小佐「やった〜♪」
小「ナイスよ2人共!」
雨「い、いえ!私も女子会したかったのは本当なので!」
木虎「藤咲先輩ともっとお話したかったので...」
宇「やっぱり明希ちゃんは年下に弱いのか〜。計算通りね✧」
僕「可愛いは正義だからね」

僕は、城戸さんに部屋の使用許可を貰う為、お喋りしていた悠一に声を掛けて城戸さんの所に向かった。

会議室にて、城戸さんに交渉すると速攻でOKを貰えた。目覚めたお祝い(?)らしい。
忍田さんや他の人からもお祝い品(?)を貰った。殆どがお菓子だったから女子会で出そうと考える。

会議室から出て、悠一からは無いのかと聞く。

迅「俺から?」
僕「うん。もしかしたら用意してるのかなって思って。用意して無くても別にいいんだけど」
迅「...じゃあ、3秒だけ目を閉じて」

僕は言われた通り目を閉じる。
頭の中で2秒数えた時、唇に柔らかいものが触れた。びっくりして目を開けると、すぐ近くに見えた綺麗な空の色が僕を捉え、目が離せなくなる。
数秒して、唇に触れていたものがそっと離れた。

迅「これが俺からのお祝い。みんなには内緒な?」

そう声を掛けられてハッとする。同時に、顔が今までに無いくらい熱くなった。
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