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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第10章 侵攻


木「風間が緊急脱出!?」
三「風間先輩が!?」

俺は報すぐにSEを風間隊がいた場所に集中させる。そこにはもう人型近界民しかいない。

俺「...」
小「明希、何かわかった?」
俺「あぁ。風間さんを倒した人型は本部に向かうみたいだ。忍田さんに連絡して、本部のエンジニアや通信室の人を避難させる必要がある」

俺の言葉を聞いたレイジさんが少し考えて、作戦の変更を伝える。

木「...よし、作戦を変更する。京介と修と明希はC級のカバーをしながら本部を目指せ」
烏「いいんすか?別れれば数の有利が効かなくなりますよ?」
木「もう全員でジリジリ引ける状況じゃない。コイツらは俺と小南で相手をする」
烏「わかりました」
俺「本部への連絡は俺がする。2人は先頭に立ってC級を導いてくれ」
「「了解!」」

後ろで小さくなっていたC級達に声を掛けて本部へ走り出す。
俺はレイジさんの方を振り返ってお礼を言う。

俺「レイジさん、ありがとうございます。お願いします」
木「...あぁ。そっちは任せたぞ」
俺「はい」

忍田さんに、人型が本部に向かっている事を伝えてエンジニアや通信室の人を避難させるさせるように頼み、C級をカバーしながら本部に向かっている事も伝えた。忍田さんは、すぐに避難警告を本部内にだし、俺達の方に援護を頼む連絡も入れてくれた。
これで少しは、本部内の被害と俺達の負担が減って俺自身の立ち回りも動きやすくなった。

走りながら、トリオン兵の排除もする。今の所雑魚ばかりで楽だ。
暫く走ると、本部直通通路に着いた。中に入ろうとトリオン感知機に手を翳すも、扉が開かない。何事かと思い本部に繋ぐものの、雑音に阻まれて聞こえない。

烏「明希先輩、開かない理由ってもしかして...」
俺「あぁ。恐らく、さっき言ってた人型が本部に侵入したんだと思う。このまま待つより直接本部を目指した方が効率がいいだろうな」

そう言った時、レイジさんが緊急脱出した。マズいと思う間もなく、千佳ちゃんがこちらに迫るトリオン反応を示した。

ヴィ「ほっほ。流石は最新鋭のトリガーだ。もう追い付いてしまいましたな」
ヒュ「恐縮です」

余裕を見せ付けるかのように会話をする2人。しかし、その余裕も直ぐに消え去る事となる。

上空から"何か"が落下して来たのだ。
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