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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第10章 侵攻


小「何よ。もう終わってるじゃない」
木「藤咲がいるんだ。終わっていてもおかしくはないだろう」
烏「そっすね」

3人でいつもの様なのんびりした会話をしている。ブレねぇな。

俺「あ、そうだ。修君、藍ちゃんは?」
三「木虎は、さっきの新型に捕獲されました。多分、そこの瓦礫の中にいるかと...」
小「瓦礫の中.....あ、あったわよ!」

修君が言った通り、瓦礫の中に藍ちゃんの物と思われるトリオンキューブを見つけた。
これで一先ず安心だと一息着こうとした時、近くで門が開いた。全員が再び警戒態勢に入り、門を睨む。門から出てきたのは人型近界民2人。しかも、角付きが1人いる。もはや疑問の余地はない。相手国はアフトクラトルだ。

角付き「自分がターゲットを捕らえます。ヴィザ翁には援護を頼みます」
ヴィザ「わかりました。ですが用心なさい、ヒュース殿」
ヒュース「注意します。殺してしまわないように...」

そう言った角付き...ヒュースと呼ばれた青年が自身のトリガーを発動すると、青年の体の周りに小さな結晶が集まってゆらゆらと揺れる。

俺「変わったトリガーだな...桐絵達は敵の情報、ある程度聞いてるんだよな?」
小「勿論。角でトリオンを強化した怪人なんでしょ」
木「新型を潰したとは言え、油断は出来ない。先ずは下がり気味に人型の相手をする。C級のカバーを最優先だ」
「「了解!」」
俺「俺と修君はどうしたらいい?」
木「藤咲はこちらを気にしながら、必要な時にシールドを張ってくれ。修、お前は雨取を守れ。命懸けでだ」
「「了解!」」

そして、玉狛第一によって射撃が始まる。が、相手は決勝を上手く操作して反射盾にし、こちらの攻撃を跳ね返す。

烏「あの反射盾、撃って壊せる感じじゃないっすね。弾は止めときますか?」
木「そう思わせて、接近戦に持ち込ませる作戦かもしれない。今はまだ、距離を保った方がいいな」
烏「死角から狙撃出来れば1番なんですけどね」
木「C級の退却を優先する以上、やれる事は限られてくるだろ」

再び射撃が始まるもまた返される。
この攻防が暫く続いている中、本部から風間さんが緊急脱出したとの連絡が入った。
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