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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第3章 再開


17歳組「え...?」

僕以外のみんなは、その場に悠一がいる事が不思議なようで、目が点になっている。

僕「悠一、遅かったね」
迅「ゴメンゴメン。報告とかしてたら遅くなっちゃった」
僕「大丈夫。どうやら今回の総指揮は悠一が務めてたみたいだし、遅くなるのはわかってたから気にしないで」
迅「ありがとう。...処で、放心状態の所悪いんだが、なんでお前らここに居るんだ?」
17歳組「!」

急に話しかけられて、何処かで彷徨っていた意識が戻って来たようだ。
面白いからもうちょっと見ていたかったな。
する
出「えっと...実は俺等の学校に最近藤咲が転校して来て、さっき任務の帰りに藤咲を見つけたんで少し話してたんっすよ」
米「そうそう。で、もう暗いから送っていくって行ったら『待ってる人がいる』って藤咲が言ったんで」
奈「遅くに女子1人は危ないから、その待ち人が来るまで一緒に待っていたんです」
迅「んで待ち人来たと思ったら、それが俺で驚いたと」
17歳組「はい」

口振りからして、悠一と公平達はボーダーの中でも親しい方みたいだ。
驚かせてしまったみたいだし、最初に誰が来るか言っておいた方が良かったかな?

僕「驚かせてゴメンね。最初に誰が来るか言っておいた方がよかったね」
17歳組「藤咲(さん)は悪くない」
迅「そうだよ。明希は悪くないんだから気にしなくていいの」
僕「ありがとう」ニコ
何人か「///」

みんなのフォローにお礼を言うと、何人かが顔を両手で覆った。
どうしたんだろう。どこか悪いのかな?

僕「大丈夫?具合悪いの?」
何人か「いや、大丈夫...///」
僕「そう?...じゃあそろそろ帰ろうか。もうすぐ6時だよ」
若「...本当だ。んじゃ俺は帰るわ。まだ学校の宿題残ってるし」
三浦「あ、じゃあ僕も帰るよ。またね」

僕の言葉を皮切りに、みんなそれぞれに『おやすみ』『またな〜』と言いながら帰って行った。
最後の一人を見送ると、そこには僕と悠一だけになった。

迅「俺達も帰ろうか」
僕「うん」

悠一が手を差し出す。子供じゃないんだし..。と思ったが約7年合えなかった寂しさに負け、悠一の手をとった。

◇◇

しばらく歩くと、川の中に建っている懐かしい建物が見えて来た。
もしかして、悠一が住んでる所って...

迅「着いたよ」

聞くが早いか、悠一が建物を背にそう言った。
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