• テキストサイズ

モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第18章 喧嘩


城戸さんと忍田さんが到着した。忍田さんは到着するや否や、シールド内の2人を見て唖然としている。
城戸さんは表情を一切変えずに状況の説明を希望した。

俺「よくわかってないんですけど、悠一が物凄い勢いでこっちに迫って来まして、俺のSEで狙いが太刀川さんって解ったので他の隊員には避難してもらって、太刀川さんに斬りかかって頂きました。で、被害が少ないようにとシールド張ってあります」
城「よくわかった。取り敢えず、忍田本部長。君はそろそろ戻って来なさい」
忍「ハッ...すみません。取り乱しました」

思わず開いた口が塞がらなかった忍田さんが、やっとこっちに戻って来た。お疲れ様です。

城「構わん。取り敢えず君は沢村君に連絡して、2人のトリオン体を強制解除させてくれ」
忍「わかりました」

城戸さんの指示で沢村さんに連絡を始める。その間も2人の戦闘は続いていた。

俺「こういう時に《読ませる》方があったら便利なんだが...」
城「仕方ないだろう。進がお前の為にと言って無くしたんだ」
俺「わかってますよ。進さんにはちゃんと感謝してます」

2人で戦闘を眺めながらのんびりと会話をする。傍から見ればただの親子にしか見えないだろうな。
すると、眺めていた2人の戦闘が終わった。沢村さんが強制解除してくれたようだ。俺もシールドを解く。

太「あ〜終わっちまった」
迅「もうちょっとだったのに...」
太「いやいや、全然ちょっとじゃ無かったからな?俺の方が押してたからな?」
迅「はぁ!?どこが!?絶対俺の方が押してt「2人共?」...」

2人の言い合いを制したのは忍田さんだった。後に虎が見える事から大層お怒りである事が伺える。忍田さん程ではないが、城戸さんも怒っている。
2人を引き摺って忍田さんが本部長室連れて行く。2人の頭にはたんこぶが。
このままだと太刀川さんも悪くなってしまうので、少し訂正を入れる。

俺「忍田さん。太刀川さんは俺が指示して応戦してもらったので、あまり怒らないであげて下さい」
忍「わかった。出来るだけ怒らないようにしよう」

その後、本部長室で2時間程説教が行われた。
忘れていたが、村上先輩と荒船さんには会場にいた他隊員を誘導をやってもらった為、今ここにはいない。後でどうなったか連絡しておかないとな。
そう思い、2人にLINEを入れる。内容は想像に任せよう。
/ 131ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp