• テキストサイズ

いちご☆恋模様 PART2

第28章 ふたりの、初めて。 その5 ※


「あぁぁん!・・・あぁ・・・・・・っはぁ・・・はぁ・・・」

時間の感覚なんてもうとっくになくなっている。だけど、まだしててほしい、そうはっきり思ってしまうぐらいには、宗介さんはすぐに私の胸から顔を離してしまった。


「っん!!」

宗介さんの唇が私のお腹に触れる。くびれもあんまりない、ぷよぷよなお腹。それなのに、宗介さんは啄むようにキスしてくれている。くすぐったい感じ。またお腹がの下がむずむず変な感じがしてくる。この感じ一体何だろう?もっとたくさんキスしてもらえたらわかるんだろうか?

だけど、今度もまた、宗介さんはすぐにお腹から顔を離してしまった。





「っ!」


宗介さんの手が、私のスカートに触れる。びくりと身体が大きく震えてしまう。だけど、宗介さんはそれに気付かないまま、スカートのホックを外しファスナーを下ろしていく。


『待って』


そう言おうとしたけど、それは声にならなかった。スカートがするりと下ろされる。続けてその下に履いていたタイツにも手がかかる。また身体がびくりと跳ねる。


『待って』


また声にならない。タイツもまたすぐに脚から抜けていった。

もう私が身につけているのは下着だけ。さっきまで熱かった身体が一気に冷えていく気がした。

そして、ついに宗介さんの手が下着にもかかった。



「っっっ!!!・・・っ・・・・ふ・・・」


その途端、身体がガタガタと震え出した。


「・・・ヒカリ?」


宗介さんが私の変化に気付いた。


「っ・・・っっ・・・だい・・・じょうぶ、です・・・っ・・・」


宗介さんを心配させないように、無理矢理に笑顔を作って言ってみる。だけど無駄だった。身体の震えがもう自分では制御できない。

今まで身につけていた服を脱いだから寒くなるのは当然だけど、暖房だってちゃんと効いてるし、そこまで寒いわけじゃない。それなのに、なんでこんなに震えが止まらないんだろう。
/ 254ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp