第1章 出会い「なんでこんなとこで飯食ってるんだ?
吉村の問いにうなずく松崎総取締
「営業部と総務部と言ったのは
繋がりがあると見込んで言っているのか?」
「ええ!」
「では誰が何をしてどんな状況に
営業部がなっているか分かっていると?」
俺の質問に松崎総取締が答え
「ええ!大体は!」
朝比奈「じゃあなんですぐに手をうたないのですか?」
朝比奈が声を荒げて松崎総取締に
問い詰める
「朝比奈!」
「すみません」
朝比奈をとめる
「それがそうしたいんですがね
事態はそんな簡単な話じゃないんですよ!」
「何か事情があると?」
「ええ!」
困ったように言う松崎総取締
「それは後で聞こう!」
「分かりました!誰と名前をあげても
誰が誰ってわかってないと話は
できませんからね!」
「ああ!」
そして社内全員の名前と顔写真を見て
覚える
夜の仕事柄人の名前と顔を覚えるのは
得意な俺は余裕で覚える
「よし!もう大丈夫だ!」
「え?もうですか?」
「ああ」
俺の仕事の速さに驚いているらしい
松崎総取締
「では社内の各部署に
案内お願いしてもよろしいでしょうか?」
「ええ!行きますか?」
そして各部署に挨拶周りを
すませ残りは問題と言われている
営業部だけだ
「そしてここが営業部です!」
「あっこれはこれは松崎総取締ではないですか!」
真っ先にダミ声が聞こえてくる
「ええ!おはようございます
蟹枝係長!!」
蟹枝係長の声で全員が
立ち上がり挨拶をする
「おはようございます!
皆様に聞いていただきたいのですが
3週間前に告知していた葛城代表が
赴任されて来ました!!」
全員が俺と秘書に向き
「葛城雅也と申します!!
よろしくお願いします!!」
声が通るように言い
事務の若い女性がなにやら
コソコソ後ろの方で4人で話してるのが見えるが
続けて話す