第1章 出会い「なんでこんなとこで飯食ってるんだ?
「おはようございます!
葛城雅也様ですね?」
「はい」
いかにも頭がよくて
仕事出来ますっていう風貌で
黒のスリーピースでブランドのスーツを着ており切れ長の目でクールな印象があるが
モテる感じがありそうだな
そして松崎総取締が名刺を取りだし
こちらも取りだし交換する
「よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
「えーこちらがうちの秘書課の室長と主任です」
「よろしくお願いします」
秘書課の2人が頭を下げる
やはり社交界にも顔を出し
芸能界の方など見かける機会があるが
それにも劣らず綺麗な秘書だなと思う
こちらも紹介する
「左から、
朝比奈、川上、吉村です」
順番に頭を下げていく
「さっそくですが葛城代表の使っていただく
部屋にご案内します!」
「よろしくお願いします!」
そしてエレベーターに乗り
松崎総取締が使ってる部屋のある
階に降りて秘書課の隣の部屋を
案内される
「さっそくですが仕事に取り掛かりたいんだが
社員全員の名簿を見せて欲しい」
「そう言われるかと思いまして
所属している部署ごとにまとめておいたものが
ここにございます!」
「ありがとう!助かります!
前日までに見ておきたかったんだが
さすがに社内外に持ち出すのはよくないからね!」
室長の秘書から
名簿を受け取りながら言う
「じゃあ三時間くらい時間を
くれないか?
そこから各部署に案内してくれないか?」
「分かりました」
「あとは松崎総取締!」
「はい!」
近くに立っていた松崎総取締に
声をかける
「少しだけ貴方と話がしたい!」
「私ですか?」
「ああ!この支社を立て直したいと
本気でお考えなら、俺を信用してほしい」
「もちろん信用しますよ!」
クールな笑顔で答える松崎総取締
「では聞きたいのですが
貴方ほどのすごい経歴の持ち主が
なぜ1人で立て直せないと思ったのですか?」
「あーやっぱり調べられてましたか!」
川上が疑問に思ってた事を訪ねる