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表は次期社長候補裏の顔は夜の帝王様?

第1章 出会い「なんでこんなとこで飯食ってるんだ?



「実はさっきあの営業部に
居たんですよ!!」
「え?………」
「え?」
「え?」

秘書の3人は驚く
俺の予想が当たらないでくれと思ったが
当たっていたらしい

「まさか………」
「…そのまさかですよ…」
「あの掃除をしてた?…」
「ええ!…全然違うでしょ?
入った当初の写真と!」

川上が愕然とした表情で言う

「痩せたって事ですね」
「ええそれも栄養失調寸前のね!」

それを聞いた朝比奈が聞く

「ということはいつ倒れても
おかしくない状況ですか?」
「おそらくは」

深刻な表情になる
俺の秘書3人

「ではなぜ掃除を?」
「おそらく葛城代表に
会わせたくなかった人物の仕業かと」
「………」


吉村が何も言わない俺を
心配したのか
声をかける

「葛城代表?」
「っ…じゃねーの…」
「え?」

聞き取れなくて聞きなおす吉村


「バカじゃねーの…
あんな状態にしておいて
目いかない人間がいると思うのか?
吉村明日、営業部の面談をおこなう」
「はい!分かりました」
「怒らせちゃった?」
「シー!」

苛つきながら俺が言うと
朝比奈と川上が何か言っていたが
余裕のない俺は聞きとることも
出来なかった

喋っていると
お昼休憩になり

「社員食堂行きますか?」
「ああ!我々だけで行動していいか?」
「ええ!報告さえしていただければ
大丈夫です!」

そして社員食堂のある階に行き
廊下を歩いていると
愛川優菜くんを見かける

「あれは…」
「代表…ダメですよ」
「わかっている!」

声をかけようとして
川上に止められ
もう一度だけ彼女をみる
するとある物に目がいき

「なんで…あんな荷物を?」

彼女は大きいボストンバック
を抱え歩いていた

「もう帰るんですかね?」
「それはないだろ」

朝比奈が言いながら
社員食堂に
入り食事を取り
その間も愛川くんの姿を探すが
見つけれなくて諦め
ふとタバコを吸いたくなり
吉村に声をかける

「タバコを吸ってくる」
「同行は?」
「子どもじゃないから大丈夫だ!」
「分かりました
外の非常階段の踊り場で吸えるそうです!
人があまり立ち入らない場所なので
考えごとも出来るかと!」
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