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貴方に捧げた剣の誓を__【イケメン王宮】

第1章 ルイ様専属騎士、参上!!


「よろしく」と差し出された手を握る。


その手はとても硬くて大きくて、私の手がすっぽりと中に収まってしまう。


「シャロを任せてもいい?」


「分かった、任せろ」


「ありがとう。それじゃあ、俺は行ってくるから」


『はい!頑張ってください!』


背を向けて来た道を戻って開くルイ様の背中に目一杯手を振る。


見えなくなったところで、アランさんが私に声をかけて、稽古を体験させてもらうことにした。


模擬刀を持って、他の騎士たちの中で素振りをする。


基礎がなっていないと、それからの事はどうしようもないらしい。


お爺ちゃんに教わっていた時は1人だったけど、何だかあの頃が懐かしくなって頬が緩む。


お爺ちゃん、お婆ちゃん、見ていますか?


シャロットはこうして、ウィスタリアを守る騎士団の中でちょっとだけど稽古をしています。


少しでも喜んでくれたら嬉しいな。
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