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ハリポタ
第1章 プロローグ
赤色の瞳が静かに私を見つめている。
吸い込まれるように、トムがリードしていく暗闇の階段を一段ずつ降りきると、まるでそうすることが決まっていたかの様に、ヴォルデモートが映し出されるスクリーンの中へと落ちていった。
「「「夏海っ!!!」」」
何人ものキャラクターとスタッフの声を背中に受けて、それでも私は、賀藤さんの手を。
トム・リドルの手を、離すことなく暗闇に包まれていく。
あぁ、これが夢ならば。
この願いが叶うならば。
彼等を愛し、救いたい。
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