第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)
ホンマ…可愛いないのぉ。
でも、そんなお前が
メッチャ好きやよ
「そんな怒鳴んなや…
近所迷惑やっちゅーねん
しゃあないなぁ
……ん、これで我慢して帰ったるわ」
唇から少しズレた
赤いほっぺに唇を押し当て
「ごっそーさん。
明日楽しみにしてるわ
逃げんなや?」
クルッと背中を向けて
「オヤスミ、姫凪
また明日な…」
クールに言い放ったものの
振り返られへんくらい
顔は真っ赤や
ほっぺやけどチューしてもうた!
姫凪驚いてるやろか!?
見たい!絶対可愛い顔してる!
けど、俺の顔は見られたないー!
『侑…の、あほぉぉ!
さっさと帰れ!
このスケベ!尻軽オトコ!』
アホは、お前やろ
夜なのがツイてんのか
ツイてへんのか。