第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)
〈は?なんでやのん?〉
「なんとく。カンや。
泣きそうな声に聞こえる…
姫凪?さっきは笑ってたけど
ホンマは辛いん?」
〈そんな事…〉
「…あるんやろ?
なぁ?電話で足りるか?
背中トントンしに行ったろか?」
押し付けの親切に
”アホか”と笑って
〈侑の勘違いやし。
普通に元気やよ?
チョット眠いだけや
侑ちゃんが寝られへんかなー?思って
優しい姫凪ちゃんが
連絡してさしあげたんや!〉
嘘丸見えの強がり。
ホンマお前は…
俺がそういう女に弱いって知ってて
やってんのか?