第5章 ♑愛されたがりの愛し方(黒尾鉄朗)クロの日 完結
「そんなのいつもじゃん?
それよりテツロー…その子…誰…?」
俺の腕の中の姫凪を
チラリと見て俺を見上げて
首を傾げてる
"まさかカノジョじゃないよね?"
と、でも言いたそうなマコに
「あ?お前に関係ねぇだろ!
邪魔しないでクダサイ
ガキは家帰って寝ろ」
シッシッと手を動かすと
「関係ありますぅ!
テツローに彼女が出来たら
私どうしたらいいのー!!
甘えに来れないじゃーん!」
出た!マコ必殺のぶりっ子!
いつも"仕方ねぇ"とか言って
部屋に入れて話しくらいは
聞いてやるんだけど
「子守りから解放されて
俺得しかないって
とにかく邪魔すんなー」
今は、な?
無理だろ?普通に。