第20章 近過ぎたキミ⑤(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
「朝ゴハンの用意
まだ残ってたら手伝うよ」
解かれた手に寂しそうにする
姫凪を見ないフリして
オレもキッチンに入る
『ありがと…
じゃあ…お味噌汁のおネギ
切って?』
「オッケー
あ、それ猛の朝ゴハン?
タコさんウィンナーとか
猛喜びそうだね」
なるべく暗くならない様に
話し続けたけど
姫凪の笑顔は見れなかった
「姫凪
母ちゃん達起こしてきて
皆でご飯食べよう
猛もなるべく起こしといで
オレの部屋で寝てるから」
姫凪の背中を押して
キッチンから追い出し
深い溜め息を吐く