第20章 近過ぎたキミ⑤（及川徹）⚠兄✕妹R18⚠

あくびをしながら集まる家族
しばらく皆でご飯食べる事もないと
思うと少し寂しいな…

って、決めたのはオレじゃん

グラグラする心を殺す様に
パンと顔を叩いて

無理に作った笑顔で
姫凪の手料理を食べた


『今日…から…猛の家に
帰るんだよね？』

並んで歩く通学路
ポツリと吐き出される
寂しそうな声

「まぁね…
…たまには猛連れて帰ってくるよ
週末とか部活のオフ日とかさ
だから…悲しそうな声出さないでよ…
…離れても兄妹なんだから、さ？」