第5章 慰めて【宮地】
「き…きよし……」
「何やってんだよお前は…
俺が来なかったらどうなってたかわかってんのか⁉︎」
「……ごめんなさい…」
少し声を荒げると姫華は泣きそうな目で謝った
「いや…わりぃ…怒鳴るつもりじゃ…」
(調子狂う……いつもの元気馬鹿はどこ行ったんだよ…)
普段ならこんなことでしょげる事なんで無いだけに
宮地は心配になって近くの公園に姫華を連れて行った
「ほら、姫華これ好きだろ?」
「ありがとう…」
今だに落ち込んでいる様子で調子が狂う宮地
「…なんかあったのか?」
「………なんでもないよ、大丈夫」
見え見えの嘘をつかれて少しイラつくが耐える
「嘘つくな。俺にはちゃんと話せ。じゃなきゃ轢くぞ」
それは嫌だな笑
なんて笑って誤魔化そうとする姫華を見て本気で心配になった
「それで、マジでなにがあったんだよ」
「……笑わない?」
「笑わないから早く言え」
「うん…実は……」