第2章 序章:駆け出しのルーキー
『その他』
「貴方」
今回はカッコを少し変化させていますが
上記のようにお読みください。
また、サマディー王国に着いてからのお話となります。
sideみこと
サーカス団の人はとても優しく物腰も
柔らかかった。
少し遅れてからシルビアさんが来ることを
告げると、"疲れただろう?"と紅茶をくれた。
『こんな暑いところ、わざわざ来て下さり
ありがとうございます。』
「い、いえ!ですが、何故、今なのですか?」
『近々このサマディー王国の王子が16になる
それに便乗して、サーカスの方も』
「開くと......なるほど」
『わざわざすみません、』
困った様な悲しそうな顔で謝る団長さん
「いいえ!それだけ聞ければ十分です!」
『え?』
「僕、みこととシルビア!全力で笑顔を
生み出しましょう!!」
『っ!!ありがとうございます!!』
「さてっ!日程とショーの内容ですが......」
いつもより力が入った、そんな気がした。
王子の誕生日だからとかじゃなくて、
なんだか胸が高鳴ったから
なんだかいつもより多くの笑顔を見たかったから
なんだか───────
なんだか新たな出会いがありそうだったから