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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第3章 ゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈


【刻印 2】





近付いた智くんは、

俺の手を引き寄せ、
側のベッドにゆっくりと座らせた



綺麗な掌が頬を包み、

色気ある視線が俺を捉える



何度となく、
彼のこんな表情を見てきたし


体温も肌の感触も、全て身体に刻まれてる



斜めに傾けた顔が近付いて

唇が重なる瞬間も

聡くんの瞼は閉じられることなく、


俺を見つめたままだった







抵抗なんてしないけど、

いつもより早急に舌が歯列をなぞり、舌を絡め取り



息継ぐ間も与えられず、

頬に触れた掌は、乱暴に頭を寄せた






俺を……好き?


イヤ、そんなわけない





じゃなきゃ、

あんな我が儘に……

温度だけを求める俺と誰が一緒にいれる?





そこに、気持ちなんて存在しないし


上部だけの言葉でさえもなかったんだから





ただ、お互いに

違う。俺だけの感情で、好き勝手にしたんだ


女を抱けないから、って
捌け口にして


雅紀を忘れることが出来なくて、身代わりにした





こんな俺を、

誰が好きになる?






「翔くんは、ココが弱いんだよね」




クスクスと笑いながら、


押し倒され、智くんが馬乗りになると


胸の尖りを摘まむように刺激を与え始めて…



伝わる重みと

ヒヤリと伝わる指先の感覚に



自然と身体が疼く





覚えてしまった感覚と欲には抗えなくて


大勢に観られているという羞恥心さえ、薄れてしまいそうになる





だけど、

潤の視線だけは気になって……




視界に入らないように必死に、意識してた







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