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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第3章 ゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈


【宵闇】




握り締めた掌

潤んだ瞳

助けを乞うような怯えた表情






今まで幾度となく

こんな子見てきたよ



借金や生活の為

意志とは反して売られたヤツ

根っからの性癖で、ここに行き着いたヤツもいる





無理矢理犯した事だってある




それが、
俺の仕事で



俺が生きてける唯一の世界だから






「別に……
声我慢しなくってもいいよ?」






時折漏れる吐息と

切なげな声




滑らかな肌に爪を立てて




核心へと近付く





ビクビクと震える身体からは、緊張が伝わった









「は…、ぁ…っ…」

「気持ちいい?」





上目遣いで見つめてみても、


潤くんは余裕がないのか、朦朧としてるのか




ぶつかることはなくって……




もう、何もかも見破られてんのに……


相当頑固だね



翔くんが言ってた通りだ






緩めたベルトを抜き取り……

抵抗もない身体を持ち上げる






漸くぶつかる目線は、



怖いクセに生意気で……






「……早く、ヤれよっ……」


「……」




なんか、

いつかもあったな…こーゆーの




これでも、逃げ場所作ってあげたのにな




それなら、

呆気なくココで俺がヤったらつまんないんじゃない?






「決めた…」

「え…っ…?」





ニコリと笑顔を見せ、

身体を浮かし、

乱れたシャツを直す俺に、

状況を飲み込めない潤くんが、目を泳がしてる







「本気だっていうんなら、

最高の舞台用意してやるよ」


「最高…の…?」





立ち上がり、

バランスのとれた綺麗な身体を、舐めるように見下ろした





「御披露目しよっか。

潤くんの、ハジメテ」







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