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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第3章 ゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈


【シルバーストリーク】





ホントはワケわかんないくせに、
相変わらず優しく笑ってさ……



何もかも知った仲だよ?

イイトコだって知ってんだから(笑)





今さら、表向きの顔をしなくてもいいのに……


"いつものホテルにおいでよ"って、誘った俺を警戒してる?






「どうしたの?いきなりさ……なんかあった?」


「なんで?
オーナーとして、相談したいことがあっただけだよ?」


「あ、そか…」






何を思ってたの?

今確かに、ホッとしたよね






「あのさ…
翔くんさ……"裏"の件に関しては俺に任せてくれてたでしょ」

「うん?」

「未成年の子入れるのにもさ、黙認してくれてたよね」

「……」

「今さらだけど、どう思う?」






全く予想もしてなかった話だったのだろう


あからさまに驚いた顔をするから、吹き出してしまった






「どう思うって……

俺は智くんのこと信用してるし。

考えあってのことだって思うから」


「そっか…
じゃ、さ?反対じゃないんだよね?」

「理由があるんでしょ……反対…しないよ」





眉を下げて、優しく笑う顔を見て、

俺も同じに笑った






「イイコが入ってきたんだ。

事情があるみたいで……だから俺も迷っててさ……相談しなきゃって思ったんだよね」


「相談って…

俺なんか役に立たないでしょ」






だって、保護者にちゃあんと聞いておかなきゃね


最終確認だよ











「そんなことないよ。

翔くんに話して良かった」






正直わかんないよ


俺は何がしたいんだろう


ただ……共有の時間を過ごしたってだけなのに……







気まぐれかな

簡単に俺から去って行った翔くんをね

少しだけ、困らせたくなったんだ





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