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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第3章 ゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈


【blue note 2】





ひとりきりになったオフィス


黒に映えるネオンを見下ろしながら


ガラスには、浮かない顔した自分自身が映し出されていた




バカだと…最低だとも思う


それでも、僅かなキッカケに縋ろうとするなんて


余程、精神的に追い詰められてたのか


やっぱり誰か側にいないと……





俺は、また



独りになるのが恐いんだと思う




たとえ、それが
偽りでも、幻だとしても









昼間に送ったメールを読み返す



未練がましい、
執着するオンナに、反吐が出る思いをしたことがあるくせに



俺は、何をやってんだろな



困らせるのなんかわかってる



だけど、優しいアイツは、
そんな素振りを見せないだろうから


気付かないふりして

狡い自分を正当化する





"潤のため"だって……








"二宮に、なんか言われなかったか?"

"無理矢理付き合わせて悪かったな"

"大丈夫だよ"

"俺も、潤くん気になるし。

力になるから"






"また、相談していいか?"







そう一言返信して、


また、その返事を




ひたすら待ってる









しばらくすると、


無の空間に


光を宿し鳴り出した






覗き込んだディスプレイ




表示された名前に、




息を飲んだ








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