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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第3章 ゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈


【陥落】




傷痕を這った舌は、晒された尖りに辿り着き、
反応を試すように執拗に刺激を与えられる


強張らせた身体をますます堅くして、ぎゅっと瞼を瞑ろうにも


"ちゃんと見てよ"って、
優しいけど、意地悪な言葉が俺を縛り付けた




「ん…っ、あぁっ!」




いきなり吸い付かれて、思わず声をあげてしまう


同時にクスクスと笑われて、
からかうような視線とぶつかった





「可愛いね。キモチイイ?」

「ちがっ…」




ドクドクと激しく跳ねる心臓と、
直結したように反応を示す身体に、

思考が着いていかない




「ほら…ココもね」




綺麗な指が、
ツゥー…と胸元から下腹部へと滑り、ソコに触れた






堅くなり始めた自身に、羞恥心はハンパなくて

多分、入り交じった感情がそうさせるだけだ

ミキとの行為で、その先の快楽だって、ちゃんと知ってるから

だから、仕方ないんだって納得させる





「オトコ相手で反応出来んなら見込みあるかな」





掌に包まれ、やわやわと刺激を与えられると、ゾクゾクと全身が粟立ち

屈んだ大野さんの頭に、自然と手が埋まる


抵抗なんて出来ないし、ここで拒絶してしまえば俺の覚悟を信じて貰えない



わざわざ見なくても
反応しきってる自分自身に戸惑いながら


押し寄せる快楽を抗えなくて




「んふふ、スゴイねぇ…」




顔を上げた大野さんの唇が、淫靡に濡れてて
見え隠れするその先を、自然と想像してしまう




「イキたい?」




頷くことなんて出来なくて、ただ黙って、瞳を見つめた




「ホントはお強請りしてくんないと…あげらんねぇけど。

そんな目されたら…ねぇ」




再び埋めた頭と、添えた両手

必死に耐えながら見下ろした



ミキとは比べ物にならない舌使い

押し寄せる快楽

オトコとなんて、
想像すらしたことなかったけど……




「あっ、ン…ッ!ちょ…ヤバ…ッ」




大野さんを引き離そうとしても、


太股に腕を回され、
ガッチリ掴まれてしまって逃げられない




「…っく!」




口端を拭う大野さんをボンヤリと眺めながら
欲を放った脱力感で、身体に力が入らなかった





「んふふ。とりあえず見習いかな。

宜しくねぇ、潤くん」






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