第7章 再会(轟 焦凍)
話してる間静かに聞いてたけど
すごい恥ずかしくて、
私は顔を手で隠して
ベッドに伏せて
嬉しくて泣いてしまった。
ちょっとびっくりするような事を
言っていたけど
私の好きな人が
こんなにも私のことを
思ってくれていたなんて、
昨日からこんな幸せで
良いんだろうか…
そんなベッドに伏せている
私を見た彼は
「大丈夫か!?
体調悪いのか?どっか痛むか!?」
と、凄い心配してくれて
まだ涙が止まらない状態で
勢いよく顔を上げて
彼の首に腕を回し、
思わず抱き着いてしまった。
「…!?」
「轟くん、ありがとう、
探してくれて、
私も昨日すごく幸せだったよ、
今朝のはびっくりしたけど!」
言い終えて少し距離を取り、
笑って「私も轟くんが、
前からずっと好きです」と
私も彼に私の想いを伝えた。
すると次は轟くんに抱き着かれて、
私はバランスを崩してしまい、
そのまま2人でベッドに倒れて
仰向けになった私に
轟くんは腕を立て
覆いかぶさるようにした。
「嘘じゃ、ないよな…!」
「今ここで嘘なんか言わないって」
「〜〜〜っ!!!
!!」
「は、はい…!」
「俺と、付き合ってくれるか…?」
「、!っ喜んで!」
嬉しくてまた泣いてしまった私、
轟くんは嬉しそうに、
顔を赤くして
私の顔のそばに顔を埋めて小さく
「幸せだ…」と呟いた。
「私もだよ…」と呟いて
轟くんの背に腕を回して暫くの間
抱き合った。