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MHA短編

第7章 再会(轟 焦凍)


「起きてください!起きて!!」

身動きが取れない今、目の前の人に
離して貰うために声を掛けると
「……??」
と名前を呼ばれた。
なんかちょっと、若干声が
轟くんに似てる…え、気のせい…?

と思って、腕の力が緩められた
瞬間に顔を上げて
確認すると轟くんだった。


「…ぇ、なんで…どうして……」

「ちょっと、待ってろ…」

そう言いながら眠そうにしていた
轟くんはベッドに私を残し
部屋を出ていった。

「昨日何があったの……?なんで、
轟くんと寝てた…?」

起きると目の前には
昨日隣の席に座っていた轟くん。
何故か起きたら
抱き締められていて…
でもこれちゃんと服着てるし、
下着もちゃんと付けてるから
何も無いよね…
いや抱き締められて寝てたって、
添い寝…?轟くんと…?

好きな人に抱き締められて
朝を迎えたことに
喜ぶべきなのかなんなのか
どうしていいか分からず1人で
ベッドで考えていると
轟くんがコップいっぱいの
お水を持って帰ってきた。

それを私に渡すと
「気分は悪くないか?
頭痛くないか?」
って心配してくれた。

大丈夫だと伝えて私は取り敢えず
お水を飲んで彼に
どうしてこうなったのか聞いた。

すると彼は少し不安そうな悲しそうな
暗い表情をして、口を開いた。

「ちょっと長くなるけど聞いてくれるか?」

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