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星に願いを

第16章 16.おまじない



『智くん……それって……「だめ」


ダメなんて言われても今さら、
どうすることもできない。

もう智くんの気持ちも分かったのに、
まだこの気持ちを押し込めなきゃいけない?




『………好きだよ、智くん
ずっと好きだった。
二宮くんといても智くんのことばっかりで、
智くんがいないと私……私……』


「…………落ち着きなよ
今は二宮くんが恐いからだよ。
きっと明日になったらまた仲直りできるよ
だから……だから……」


『……嫌だ!もう嘘つかないもん!』

「嘘って……」

『智くんが好きだよ!もう好きで……っ…
智くんじゃないと、だめなん……んっ…』





これで2回目なんだ。智くんとのキス
やっぱり優しいキス





「、オイラも好き」



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