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星に願いを
第2章 2.分けあいましょう
にしても、二宮くんを見たことがない私
教室を出て歩いてる今でも、
状況はあまり理解しておらず…
松本先生曰く、
・子犬っぽい
・小さい
・敬語を使う
・たぶん屋上で寝てる
じゃあ、先生が行けばいい。
なんて言えず、まぁ今に至ります。
屋上までの階段を上がって、
ガチャっ
『ん、春の…匂いだ』
青空の下にある屋上は意外に良くて、
気持ちの良い風が一気に体に入った。
あ、二宮くんを探さないといけない。
自分の任務を思い出して、
とりあえず屋上全体を歩くことにした。
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