第2章 2.分けあいましょう
松本「中西……西川……」
担任の松本先生は何て言うか、
"教師っぽくない"ってやつ
無駄に女子にはモテてて、
なんか…今日もギラギラしてる。
窓際の席の私はぼんやりと、
自分の名前が呼ばれるまで外を眺めてた
松本「ん……アイツ…またか」
松本先生が前で溜め息をついてる。
きっと、それは私の隣の席の子のせいで
松本「おい、」
『……は、い』
急に呼ばれるから、変な返事になった。
松本「お前、ちょっと見てこい」
『は、はい?』
松本「二宮サボってから、な?」
その時、頭に浮かんだ言葉は
"ナゼ、ワタシガ?"