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スィートナイトメアー〜優しい悪夢〜【気象系BL】

第5章 第5章


雅紀の唇が触れた瞬間、頭の中真っ白になり、もう何も考えられなかった。


ただ、ただ、雅紀をもっと感じていたい…


もっと触れたい……


気付けば、両頬を包み込み込んでいた俺の片方の手が雅紀の腰を引き寄せる。


より密着する互いの身体


雅紀の両手が俺の胸に触れた。


「んっ……んぁ……」


唇の隙間から漏れる雅紀の吐息


身体中が熱くなるのを感じる……


止められない……


空いていたもう片方の手が雅紀のTシャツの中に入り込む。


ビクリッと動く雅 紀の身体。


脇腹をなぞり、上へ上へと手を伸ばす、掌に吸い付く雅 紀の肌。


やがて指先が胸の突起物に辿り着いた。



小さなその突起物を指の腹で、そっと触れた。


「んっ!んぁっ…」


ビクンっと跳ねる雅紀の身体。


堪らない……もっと感じて欲しい……


反対側の突起物に触れようとした時、雅 紀の両手が俺の胸を突っぱね引き離した。


二人の唇が離れ、糸を引き、落ちる。


「はぁ…はぁ…ち、ちょっと、待って…翔ちゃん……」


肩で息しながら言う雅 紀。


「ごめん…嫌か?」


「……そ、うじゃ…ないけど…」


「?」


俯き、消えそうな声で言う。


「…ここで…その…するの?」


「えっ?」


だあぁぁ〜!すっかり忘れてた!


ここは家でも、ホテルでもない、いつ誰が入って来てもおかしくないスタジオだった!


てか、今まで誰も入って来なかったの奇跡だよ~


まあ、それが奇跡ではなく、誰かさんが、仕組んだ事とは、あとで、知る事になる。


「ごめん…なんか…止まらなくなって…」


「もう、誰か入って来たらど~すんのよ。」


そんなこと、雅紀とキス出来たことで頭が真っ白になった俺には考えもしなかった。
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