【イケメン革命】月小屋続編◆返還の祭典【R-18】
第7章 3rd Night【エドガー・ブライト】※R-18
「無理、させすぎちゃいましたね」
エドガーが自嘲の笑みを浮かべた。
そして、そっとレイアの頬に指を滑らせる。
「ヨナさんよりいいって思ってもらおうとして、ムキになっちゃったみたいです」
「そんなこと…」
レイアはくすっと笑って身体を起こした。
「起きて大丈夫ですか…?」
「うん、ありがとう」
「お水、飲みます?」
用意してくれていたのか、エドガーはサイドテーブルに置かれたグラスを差し出してくれた。
「ありがとう……」
エドガーは、まだ少しぼんやりしているレイアを優しく見つめていた。
「……ごめんね、まだその…最後まで終ってないんだよね」
顔を赤らめ言いよどみながら問うレイアに、エドガーは苦笑交じりに答えた。
「大丈夫です、まだ時間ありますから。慌てなくていいですよ……それとも」
いいかけたエドガーが急に顔を覗き込んできたので、レイアの胸がどくんと音を立てた。
「俺との夜は……さっさと終らせたいですか?」
笑顔の消えた顔で、エドガーが問う。
「違う、そういう意味じゃなくて…」
弁解しようとするレイアにエドガーの腕が伸びたかと思うと
背中に回され、ぎゅっと抱きしめられた。
(えっ……)
はだけたバスローブから覗く肌と肌が触れ合い、互いの体温が共有される。
「俺は……1秒でも長く、夜が続いて欲しいです」
耳元で掠れた声が響く。
「それってどういう…」
「言葉通りですよ…」
抱きしめる腕に力がこめられる。
「一秒でも長く、貴女を独占していたいということです」
「エド……ぁ…っ」
答える隙も無く、首筋に唇が触れ、吐息交じりの甘い声が漏れた。
「……ぁ…・・・んんっ…」
ゆっくりと、しかし何度も唇が首筋に押し当てられ、その度に身体が切なくうずいていく。
抱きしめていた腕が解かれ、代わりに手と手が重なり指先が絡めとられていく。
もう片方の手は首筋に添えられ、鎖骨の辺りをきつく吸われた。
「あぁっ……ぁ…」
快楽に溺れ気を失ったばかりだというのに
溢れ出す蜜はとどまるところを知らない。
エドガーの唇が離れ、至近距離で見つめられる。
「………」
見つめる瞳に笑みはない。
「俺も…もう余裕…ありません」