【イケメン革命】月小屋続編◆返還の祭典【R-18】
第7章 3rd Night【エドガー・ブライト】※R-18
「今日は……優しくしますね」
頬に伝わるエドガーの温度は熱い。
「ヨナさんと結ばれても……俺は貴女に嫌われたくないです」
「えっ……」
「もちろん、奪う気はありません……でも、今日だけは考えないで下さいね、ヨナさんのことも、ルカのことも……」
「エド……んんっ……」
再び奪われた唇。今度はどんどん深くなっていく。
水音が響き、熱が高まる。
レイアがエドガーの首に手を回したのが引き金になった。
エドガーの熱が一気に高まり、そのままベッドになだれ込む。
「……んんっ……ぅ………っ」
舌が絡まり合うのが止められない。
口端から唾液が零れそうになる。
やがて水音を立てて唇が離れた。
エドガーに覗き込まれ、否応なしに身体が火照りだす。
「『あの夜』は…すみませんでした」
「……?」
すらりと長い指が、レイアの頬を撫でる。
「貴女に薬を飲ませて強引なことをしてしまいましたから……」
そう言いながら、エドガーはレイアの首筋に唇を寄せる。
「あっ……ぁ……」
「今夜は……何も隠したりせずに、最後まで……愛しますから」
丁寧で紳士的だけれど
いつもより低くて掠れた声が、耳元に響く。
次の瞬間
耳たぶにそっと舌が触れ、軽く歯が立てられる。
「あぁんっ……」
思わず声が漏れてしまうのを止められない。
「可愛いんですね……レイアは」
細められた翡翠色の瞳が、優しく覗き込んでくる。
驚くほど優しい手つきで髪をかき上げられ、とろけるような心地に陥ってしまう。
あらわになった額に優しく口づけられ、再び唇を塞がれる。
「……んんっ……ぅ……ん…」
唇が濡れていき、甘いしびれが身体に伝わっていく。
「ん………ぅ……っ……エドガー……」
「……はい、どうしました?」
唇が離れ、乱れた呼吸の合間に名前を呼ぶ。
互いの熱を帯びた視線が絡み合う。
油断していると、落ちてしまいそうなほど
エドガーの瞳の色は深く、触れる温度は熱かった。
熱をはらみ、躊躇いながら視線を泳がせるレイアに
エドガーは吐息のかかる距離で呟く。
「……このまま、全部奪ってしまいたいくらい、今日の貴女は……可愛くて、愛おしいです」
「っ!」
そうして、バスローブの袂に指がかかった。