第5章 2nd Night【ヨナ・クレメンス】※R-18

レイア side--------


ヨナの律動を感じながら、快楽に眉根を寄せるヨナを見上げていると

愛おしさがこみ上げて、更に胸が苦しくなる。

その胸の痛みを打ち消すように
ヨナは何度も突いてくる。

「あぁっ……ぁ……っ！」

「…レイア……っ……おいで…」

乱れた呼吸混じりに、ヨナはレイアの身を起こし、繋がったまま向き合うように抱きかかえる。


どちらともなく唇が重なり合い、柔らかな水音が響く。


舌を絡ませていると、ヨナがすかさず胸に指を這わせる。


「んん……ぅ……っ」


声を出したくて唇を離すと


「だめ…誰がやめていいって言った？」

「や、んんっ…」


頭の後ろに手を添えられ、強引に唇を奪われる。


（ん……苦しいよ…）


不思議と嫌じゃないその息苦しさと、胸からの愛撫に、ヨナ自身を抱え込んだ蜜壺がじわりと熱くなる。


「……んっ…レイア」


ヨナの身体がぴくん、と震える。


「そんな…っ……締めたらだめだよ…悪い子だね」

「あ……んんっ」


ヨナの手が背中に回り、身体が支えられ
下から突き上げるような律動が始まる。

「や……ぁ…あぁっ…」

蜜壺の奥からも、触れ合う肌からも、ヨナを感じる。

（……もうダメ…）

「レイア……」


名前を呼ばれ、目が合う。

余裕のない瞳が絡み合い、心の奥まで互いに見透かしていく。


「はしたないこと言ったり、俺の許しなく勝手に締めたり……朝までお仕置きが必要だね」

「ヨ……ヨナっ…！」

意地悪な笑みを湛えながらヨナは律動を始める。


「…あぁっ……」

「……ねぇ…約束、だよ……他の連中に、絶対…同じことしないで」

「…ぁ……んんっ……ぅ」


やまない律動にうまく答えることができない。


「レイア……っ…返事、は…？」

「う……ぁ…あぁっ……う、んっ……」


上ずりそうな声で何とかうなづく。

ヨナは満足げに口角を僅かに上げると、再びレイアの身体をベッドに押し倒した。


「あ……」

そして、レイアの両脚を抱え、一気に最奥を突く。

「ああぁっ……！」

律動は速度を増していき、余裕のなさが伝わる。

「いくよ…レイア」



汗がほど走り、ヨナの熱が身体の奥へ注がれていく……。