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銀魂☆逆ハー

第2章 ☆彡.。煉獄関



しかし、万事屋はもう動き出していた。
銀時は神楽と新八に道信を見張り続けるよう、指示を出していたのだ。
その道信は、最近は何だかんだと理由をつけて煉獄関には出ていなかった。

道信は、自分を見張る神楽と新八に

道信「すみません。後ろがら空きです。」


子ども達と家財道具を馬車に積み込んで、江戸を出るつもりだと言う。
道信「勝手なのはわかっています。今まで散々人を殺めてきた私が…
でも、もうこれ以上人を殺したくはないのです。
何年かかるかわからない。
でもあの子達に胸を張って父親だと言える男になりたい。
お願いです、見逃して欲しい」


その時、廃寺に煉獄関の人達が道信を探しにやって来た。


神楽「早く行くヨロシ」

新八「ウチのボスは目的も何も告げず、
ただアナタを見張っておけって。
だから僕らも好きにやります。
何が正しくて、何が間違ってるのかわからないけど、銀さんならこうすると思うから…」


道信「すまない」

後を万事屋に任せて馬車を出した。馬車を飛ばしながら、道信は泣いた。



道信(もっと早くにあんな奴らと出会いたかった…)


だが、蛇の道は甘くはなかった。
馬車の荷台の上に乗っていた煉獄関の鬼獅子が、道信の体に槍を突き刺した。




背中には、小さな刺し跡が残るだけで、その背を見つめる子供達には何が起きたのかは分からなかった。

子供1「せんせー、これからどこ行くの?」

子供2「ぼくたち、せんせいと一緒なら、どこへでも行くよ」


道信「そーだな、私もお前達と一緒ならどこへでも行くさ。
けど先生、そんなに遠くには行けそうもないなぁ…。」

道信は命の限り平気なフリをした


子供「アレ?先生どうかした?
ひょっとして、また泣いてるの?
何かまた嬉しいことでもあったの?ホントに先生は泣き虫なんだから!」


道信「…そうだな、ホントにそうだ。
幸せ者だよ、私は。」






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