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銀魂☆逆ハー

第8章 ☆彡紅桜






似蔵の精神が崩壊し、その意識を喪失した瞬間
『紅桜』は似蔵の肉体と精神を同時にのっとって暴走を始めた。

似蔵はもはや人間ではなく、
機械に支配された見境のない殺人サイボーグと化し
その姿、動きはもはや剣刀のそれではなかった。

銀時は、を庇うも
その機械化した『似蔵型紅桜』の触手に絡め取られ
は腹を貫かれ意識を失ったまま
屋根から船内へと落下してきた。


船内では、神楽対来島また子、
新八対武市が戦っている最中だったが
皆、手を止めてその異様なロボットに立ち尽くした。
新八と神楽は、その機械の中に銀時を
貫かれたを見つけて驚く


鉄男は「完全に『紅桜』に侵食されたようだな!
自我さえない似蔵殿の身体は全身これ、
剣と化した!最早"白夜叉"といえど
アレを止められまい!アレこそ完全なる姿!アレこそ究極の剣!!!」

神楽「そんな…と銀ちゃん2人がかりで…?!」

その"究極の剣"は仲間である武市とまた子をはじき飛ばし
手の内で鈍く光る銀色の光を完全に
消滅させようとする似蔵の微かな意識とリンクして、銀時に刃を向けた。

鉄子「死なせない!!
これ以上その剣で、人は死なせない!」

神楽、新八「ものモジャモジャを離せェェエ!!!」

鉄男「なぜ・・理解してくれない。
それは私の全てなんだ。
それを失えば、私には何も残らんのだ。」

鉄男は、あまりに偉大な父仁鉄の跡継ぎ息子として
大きすぎる父の壁の前でもがき、苦しんでいた。
父を越える為に、全てを捨てて刀を打ち続けてきた。

だが、『紅桜』が鉄子を襲おうとした時
鉄男の体は無意識で動き、鉄子を助けて我が身を『紅桜』に斬らせていた。

瀕死の鉄男は、死の淵でやっとわかった。









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