第8章 ☆彡紅桜
新八は十字架に張り付けられた神楽を助けようとするが
自由がきかずに苦戦しているところを、
エリザベスに助けられた。だが、そのエリザベスを高杉が真っ二つに斬った。
新八、神楽「エリザベスがっ!」
死んだエリザベスの中から、死んだはずの桂が現れて
油断した高杉の胸を横一文字に斬りつけた。
桂「この世に未練があったものでな黄泉帰ってきたのさ。
かつての仲間に斬られたとあっては
死んでも死に切れぬ、なぁ高杉、お前もそうだろう」
高杉はクククと笑いながら立ち上がった。
晋助「仲間ねぇ、またそう思ってくれていたとは、
ありがた迷惑な話だ」
桂に斬られたはずだが
高杉にそのダメージが見られなかった。
代わりにその懐には、
教科書のような本が刀を受けたのが見てとれた。
桂「まだ、そんな物を持っていたのか、お互いバカらしい」
と、自分の懐から高杉と同じ本を取り出した。
桂のそれにも、刀で斬られた跡があった。
似蔵に斬られた時、この本が桂を守ったいたらしい。
二人が対峙したその時、船内の『紅桜』工業が爆発した。
桂「貴様の野望、悪いが海に消えてもらおう」
これには、高杉一派は怒り心頭になり、
一斉に桂に向かって刀を向けた。
桂「朝日を見ずして眠るがいい」
と刀を向けて、高杉一派との戦闘の意思を見せたが
桂に真っ先に攻撃を加えたのは、新八と神楽だった。
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