第8章 ☆彡紅桜
その頃、銀時は万事屋でお妙の監視下で
大人しくされられていた。
お妙「銀さん…そんな身体で行っても死んじゃうもんね」
銀時「そうだな」
お妙「あの女の子には申し訳ないけど、仕方ないですよね」
銀時「そうだな」
お妙「あんまり無茶は辞めてくださいね。
銀さんがいなくなったら、
新ちゃんや神楽ちゃんが困りますから」
銀時「そうだな」
「…」
はそれをただ黙って聞いていた
それから、銀時は2人にジャンプを買いに行かせた。
銀時「すまねーな」
と小さくつぶやいて起き上がった。
銀時「俺だって、いい年こいてヤンチャなんてやりたかねーけどよ…」
と言いつつ、玄関に向かうと
玄関には銀時の服とブーツ、そして傘が置いてあった。
一緒に置いてある手紙には
お妙[私のお気に入りの傘
後でちゃんと返してくださいね」
とある。
お妙は、はじめから銀時が止まらない事はわかっていた。
それを知ったうえでの〝いなくならないでくださいね〟の言葉だったのだ。
銀時「チッ、かわいくねー女」
とつぶやいて出て行った。
お妙のお気に入りの傘を持って出かける銀時を、
万事屋のベランダから見ていた
お妙「バカな男(ひと)」
とつぶやいた。
「傘、入れてくれませんか?」
と、外を歩く銀時には声をかけた
そう、わかっていたのだ。
だからこそお妙はに1人買い物を任せ、
銀時と、この傘とジャンプを持って帰ってこい、と
銀時「お前…」
「この傘、ちゃんとジャンプ買ってから返さないとね」
銀時「お前に怪我させるわけ行かねーってのに」
「しませんよ?
銀さんがいるから。わたしたちはお互いを守りあって戻ればいい」
銀時「お前も可愛くねー女」
お互い顔を合わせて
ほんの少し、笑みをこぼした
、